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28mmタイプ。 ボディーキャップ表面にマスキングテープを貼り傷付きを防止して8φの穴をあけました。
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こちらは裏面ですが、このあと金工丸棒ヤスリで削って穴を広げ最後はNTドレッサーのRS-310Pで仕上ます。
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20mmタイプの穴あけはより面倒ですが、内周位置に3φの穴をあけてそれらを細いヤスリで削ってつなぎ抜き取ります。
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これが抜き取り終わった状態ですがこのあと丸ヤスリで削って慣らした上でNTドレッサーのRL-330Pで仕上ました。
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削り終わった2種類のボディーキャップ。 正直言って右側の20mmタイプの真円度はあまりよくありませんが、最後にぼろ隠しの細工を施そうと考えています。 左側の28mmタイプはほぼ完璧でノギスで測った範囲では中心に対し穴の位置は0.2mm以内のずれ、穴径は11φ±0.1mmに収まっています。
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20mmタイプは3枚の3mm厚アガチスでリング状のスペーサーを作りますので、型紙を板に貼りました。
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フォスナービットで少し小さな穴をあけて丸ヤスリで所定の大きさまで削りました。
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その後ジグソーで少し大きめに切断し今度はM-20GPで外形を削りました。
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水に濡らして型紙を剥がし3枚を木工ボンドで貼り合せます。
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成形が終わったスペーサーをボディーキャップ裏側に嵌め込んだ所です。
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こちらは裏側ですが電灯に透かして見るとスペーサー最外周とボディーキャップの間に僅かな隙間があります。
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恐る恐るBessa Tのボディーに装着してみました。 一応問題なさそうです。
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一番やばそうな距離計連動の機構との間は1mm強程度離れており大丈夫です。
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スペーサーを塗装してやらねばなりませんが、水に濡らした上に木工ボンドが未だ完全に乾燥していないので、一旦ここで中止。 2種類のボディーキャップを嵌めたところはこんな具合ですが、28mmタイプはノッペラボーでなんとも面白くありません。 20mmタイプは最終的には超薄型パンケーキレンズのように見えると思います。
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ボディーキャップの加工が完了しました。 3段の円盤をボディーキャップに嵌め込んだ部分には隙間がありますが、それを手加工で作ったアルミの化粧リングで埋めています。
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裏側はこんな様子で無論内部反射や迷光を抑えるため艶消し黒を塗装しています。 真中の穴にピンホール板を貼ります。
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ピンホール板用にやっと手に入れた0.02mm厚ステンレス板(箔?)。 ご覧のようにぺらぺらですがさすがステンレス! 大変強靭です。
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そのステンレス箔をぺらぺらのままでは作業しにくいので、15mm角程に切断して0.5mmのプラ板に貼り付けました。
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穴あけのジグはステンレス板が堅いので精度良くあけることができませんでしたので、特製の針をピンバイスに固定しピンホール板を持って手あけでやりました。
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針の突出量を替えて3枚穴をあけ定規に張りつけました。 この後スキャナーにこれを載せて1200DPIでスキャンし画像編集ソフトで穴の大きさを測ります。
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大、中、小と3種類あけたつもりでしたが、結果はこの通り。 測定法はモニターで等倍に拡大し左のスケールの1mmの間隔をノギスで測りその値を、右のピンホールの像の直径で割るという簡単な方法です。 真中のピンホールは20mm用にドンピシャサイズでこれを使用しました。 上は35mm用に、下は15mm用に最適な穴径になっています。
尚ピンホールサイズは計算結果を小数点以下3位まで表示していますが、ノギスをモニター画面にあてて3回測定しその平均値を元に計算していますので、測定誤差によりこの値の±5%程度の狂いは生じると思われますが実用上は全く支障ないはずです。
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焦点距離の最終測定では工作の誤差でしょうか19mmとなりました。 これはライカMマウントで作れるほぼ限界の短焦点です。 使用するファインダーは若干画角が狭いですが、フォクトレンダーの21mm用を使います。 ウルトラパンケーキとでも言いましょうか?期待していたよりも遥かに恰好良いものに仕上がりましたので、28mmタイプののっぺらぼーを何とかせにゃならないと思います。
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