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組立て開始。 12mm厚の合板をロの字型に切り抜いたDとF、E'を接着します。 Dの寸法精度と切断面の直角度は非常に大事です。
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フィルムホルダーはこのような位置にガタや余計な隙間無しで収まります。
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構造上大事な所。 矢印の先には幅2.5mm、深さ1.5mmの溝をナイフで削りだしてあります。
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その溝にはフィルムホルダーにある線状の突起部分(矢印)が嵌り込む仕掛けで、これでフィルムホルダーは動かなくなります。
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更にG2枚を貼り付けました。 念のために申し上げますが、全ての接着において、接着剤硬化まではクランプやハタ金で圧着保持しないと駄目です。
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この状態で再度フィルムホルダーを嵌め込みました。 ガタがなく黄色矢印部分が空色矢印の面より僅かに上に出ていればOKです。
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第2層(外側の板)を貼り付けます。 先ずE'の上にEを貼ります。
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反対側にはC'を貼り付けます。
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次に三脚固定の台座を作りました。 5mm厚アルミ板を30x 50mmに切断しその中央にW1/4の雌ネジを切っています。
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愛用の旧型スリックバル自由雲台にネジ込みました。 台座の対角線が少しはみ出る丁度良い大きさです。
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その台座に合わせて穴をあけたB'を底に貼り付けました。 アルミ台座は塗装が終わってからエポキシ接着剤で固定します。
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そして上側のB'を貼り付けます。 こちらは穴無しです。
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余談ですが三脚固定用台座の中心は正面から見て右端から60mmの所にオフセットして取り付けています。 これは縦位置撮影した際に(右側の写真)カメラボディーが三脚に当ってしまうのを防ぐためです。
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後は前板2枚の貼り付けとフィルムホルダーのカバー部分を組み立てればボディーは完成となります。
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改造したキッチンタイマー。 右端のSTART/STOPと書いてあるスイッチの接点にワイヤーを半田付けし左側から引き出しその先にDCアダプター用の最も細いプラグを接続しました。 右下がジャックでこれをカメラ本体に固定します。
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こちらはLED点滅の実験回路。 点灯時間は消灯時間の1/3程度ですので、平均して流れる電流は5-7mA位と想像しています。 回路そのものは1円玉サイズに十分入るのでより小型の電池でスペースを減らす手もあるでしょう。
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いろいろ物色した中で購入したワイドコンバーター。 倍率が0.5倍で購入価格は約\7,500.-でした。 このクラスでは最も安いと思われますがメーカー製ファインダーに比べ格安で、見え味が良く大変広視界です。
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左が私が愛用しているフォクトレンダー製の15mmファインダー。 単品売りはされていませんが多分\20,000以上の販売価格になるでしょう。 そうするとこのワイコンは大きくて重いものの約1/3の価格です。
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カメラに取り付けるこちら側から覗くわけですが、レンズ径が大きいので大変覗き易くしかも眼鏡を掛けたままで全視野が見渡せます。 目玉をぐるぐる回す必要もありません。
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そしてこのコンバーターは簡単に前後のレンズが分解できます。 前玉は短焦点の大きな凹レンズ、後は凸レンズですから逆ガリレオ式望遠鏡の構造です。
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通常の状態で真横から見るとこうなっています。 後ろ側のレンズ枠にはMACROと書いてありますが、後ろ側だけを使うと接写用として使えるという構造になっています。
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後群はネジの噛み合いが充分である範囲でなんと5mmも緩められます。 しかも緩めた方がシャープに見えるのでここに3-4mm程度のアルミ板に穴をあけて挟み込めば、アクセサリーシューに簡単に固定できるようになります。
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一工夫を要するのは視界のマスクです。 完全な円形視界ですから撮影画角に合わせたマスクを取り付けたいのですが、簡単にやるにはレンズキャップに穴をあけてしまえばよいでしょう。
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これは前面のクローズアップですが、前のレンズ固定のリングにマスクを貼り付ける手も考えられます。 但しレンズが僅かに前方に突出しているので傷をつけてしまう心配があります。
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おあつらえ向きのパーツを発見! ホットシューからストロボ接続用の接点を取り出すアダプターですが、上のアクセサリーシューはネジ2本を緩めれば外れます。 そしてシューの部分はカメラ本体に、下の部分はコンバーター支えのアルミ板に固定すれば良いという魂胆です。
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左のストロボ接点取り出しのアダプターを使ったファインダー完成時の想像図。 図中空色のL字型の部分が加工が厄介そうな3mm厚アルミ板ですが、ここさえうまく作ればワイドコンバーターそのものは全く改造することなくファインダーが実現します。
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ファインダーとなるワイドコンバーターを固定する枠の最終的な加工寸法図です。 材料は3mm厚アルミ板。
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電動ジグソーで大まかに切断後L字型の曲げと寸法図どおりにヤスリで削りだす器用とか腕よりも根気と気力のほうが重要という加工でした。
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先に説明したシューのストロボ接点からストロボに接続するアダプターを分解し台の部分(真中の黒の塊)を製作した枠に固定します。 右端のシューはカメラ本体に取り付けます。
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ファインダー枠とその台座が組み上がり、ワイドコンバーターの前後のレンズを外しそれらで枠を挟んでやれば完成です。
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完成したファインダーを一番のお気に入りの6 x 9判カメラに取り付けました。 「潜望鏡」とか「片目のでんでん虫」とかいろいろ言われそうですが、これの実用性はたいした物で、大変明るくしかも眼鏡を掛けたままで全視野が見えるという優れものです。 \7,500.- + 根気は安い投資です。
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台座がもう少し低い方が恰好よさそうにそして安定感も増しそうですが、大変視野が広角なのでこれ以上低いとカメラのボディーで視野がケラレます。
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今回作った部分は後から見ても違和感はありません。 後のレンズの口径が大きいのとハイアイになっているので、眼鏡を掛けたままで全視野が見えます。
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完成した4 x 5判 ピンホールカメラ。 左側に見えるヒモ2本は上がケーブルレリーズで、下がキッチンタイマーに行くケーブルです。 かなり派手な配色で仕上げ楽しい雰囲気を出したつもりです。
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縦位置用にセットしたところ。 本体底の三脚取付け穴は縦位置用にセットしたときに三脚に当たらないよう横にオフセットしています。 フィルムホルダー引き蓋は上を向くので操作がしやすいです。
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ジッツオの小型三脚とスリックのバル雲台(何れも製造終了)はお気に入りの軽量組み合わせです。 タイマーにはマグネットが付いているので鉄の部分にぺたんと吸い付き固定が容易です。
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アクセサリーシューに固定した特製のファインダー。 大きくて見やすいのですがデンデン虫?か潜望鏡?のように見えます。
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心臓部のピンホール周りは浅いフードをアルミ板で作り挿入しました。 焦点距離40mm、ピンホール径0.2mmですのでF値は200となります。
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カメラ右側面。 ケーブルレリーズ、タイマーのコネクター何れも普段は取り外せます。
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随分苦労して探した小型のパチン錠。 これで不用意に裏蓋が開く心配はありません。 その右は点滅LEDで、拡散キャップで白く見えますが実際の光は赤色です。
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裏蓋を左側に開けてフィルムホルダーを手前に引く! カメラが上を向いていない限り蓋を開けてもホルダーは落ちません。 またホルダーを外して奥に見える中仕切りを外せば電池交換やシャッター、ピンホール、電子回路の修理・調整が可能です。
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裏蓋を開いた状態では構造上発生する光線漏れを抑えるのとボロ隠し?を兼ねた中仕切りがありますが、
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それを外せば電池交換と全ての修理・メインテナンスが可能になります。 黄色矢印はセクターに固定したマグネット、赤矢印の下にリードスイッチがあります。
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